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お食い初めのスプーン☆

201407/23

去年の春 お食い初めのスプーンのオーダーをいただいたお客さまより
2人目のお子さまのスプーンをオーダーいただきました。

お食い初め(おくいぞめ)とは
お子さまの生後100日目に行われる儀式。
新生児は生後100日頃に乳歯が生え始めるため この時期に
「一生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて
食事をする真似をさせる儀式です。

spoonのお食い初めのスプーンは純銀です。
純銀は 磨く前は真っ白でとてもやわらかいのです。
その真っ白なままでお渡しします。
使っているうちに 歯などいろんなものがスプーンにあたり
次第に光ってきます。

お姉ちゃんのスプーンと並べてみました。

上の白い方が 今回つくったスプーンです。
誕生石のダイヤモンドを留め お名前などを一文字一文字手彫りしました。

spoonのお食い初めのスプーンは
赤ちゃんが食事をするためのスプーン。
お食い初めの儀式のときは 食べる真似ですが
離乳食を食べられる時期からは実際に使うことができる
“ほんもの”のスプーンです。

お姉ちゃんはお食い初めで使ったスプーンを 今でも使っているそう。
だから よく見ると1年前につくったスプーンには
使っている間にできた傷がたくさんあります。
歯形もたくさん。
まっ白だったスプーンに歯形がつき 光ってきています。

純銀なので つくったばかりの時は とてもやわらかいのです。
お母さんが持ちやすいように形を変えたり
いろんなところにあたったりしているうちに
どんどん硬く(加工硬化といいます)なります。
お姉ちゃんのスプーンも かなり硬くなっていました。

2本のスプーンを比べると
お姉ちゃんのは使われた分だけの歴史を感じます。
妹さんのは 本人と同じで生まれたての赤ちゃんのよう。
これから どんな歴史が刻まれていくのかな。

大きくなったときに
お食い初めや離乳食を食べるときに使っていたスプーンが残っている。
それも 純銀製でお名前も手彫りで刻まれている。
いいなぁ。
一生手放せない思い出の品になりますね。

オオハラでした。